「カネアオ」伝統的建造物の店舗リノベーション ~世代に合わせた店づくり~ -お客様インタビュー-
- 2020年08月24日
今回から、佐々木建築が施工した建物とお客様を紹介させて頂きます。
記念すべき1軒目は、有田町在住の成富巧さん。成富さんは、有田町で陶磁器商店「カネアオ」を経営しています。
-素敵なお店ですね。
ありがとうございます。はい、僕もこのお店はとても気に入ってます。ガラス張りでとても開放感があるんですよ。妻は外壁の漆喰が好きで、経年変化を楽しんでますね。
-お店の雰囲気はリノベーション工事の前と違ったんですか?
はい。屋内はとても暗かったし、そもそも焼き物の倉庫として使われていましたから。陶器市が開催されるときだけ、お店として開ける感じでしたね。
-佐々木建築を選んだ理由は何ですか?
実は20年ほど前に、実家の2階をリフォームしてもらったんですよ。そしたら、その仕事ぶりを父がとても気に入って。ここをリノベーションするときは、もう“佐々木建築一択”、という感じでした(笑)。
-どうしてそんなに気に入られたんでしょうか?
やっぱりアフターフォローが良いからですね。例えば、玄関の扉の上の板が壊れたときも、連絡したらすぐに駆け付けて対応してくれました。職人さんたちは本当にみんな良い方たちでしたし、仕事をとても丁寧にしてくれましたよ。あとは、陶器市のときに必ずビールを差し入れしてくれるとことか、最高ですね(笑)。
-これからどんなお店にしていきたいですか?
いま自分が有田に戻ってきて、11年経ちました。戻ってきた理由は、まあそんなに強い意志があったって程ではないんですけど(苦笑)、曾祖父の代から続いてきた店を父の代に終わらせたくないなと思ったからです。
でも、戻ってきてすぐ感じたことなんですけど、購買層の年齢が高すぎるなって。陶器市に訪れるお客様も年齢層が上の方ばかりで、自分の年齢くらいのお客様がすごい少なかったんですよ!
父には父の世代のお客様がいるように、僕にも僕の同世代のお客様にいて欲しいし、共感して欲しい。お客様と一緒に、僕もこのお店も歳を重ねていきたいなと思っています。そして、自分の娘や息子がお店をやるとしたら、そのときには彼らのスタイルでお店をやってくれたら嬉しいですね
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